中国について

まずは中国の基本的な概要を簡単に説明したいと思います。

正式な国名は中華人民共和国。23省・5自治区・4直轄市で構成され、56の民族による多民族国家です。通貨単位は「元」。

首都は北京で、観光名所の紫禁城や天安門は大変有名ですね。ちなみに私は北京と聞くと反射的に北京ダックを連想してしまいます（笑）また近年では北京や上海は、東京・パリ等と並ぶ「世界都市」に認定され、世界有数の商業・金融の中心地にとして発展を遂げました。

赤い背景に5つの黄色い星があしらわれた中国の国旗は「五星紅旗」と呼ばれ、赤は革命、星は中国共産党などを表しています。この「共産党」の名が示すように中国はベトナムやキューバ同様、現存する数少ない社会主義国のひとつです。中国共産党を率いた毛沢東や鄧小平は日本でも社会の授業で必ず習うので、皆さん聞き覚えがあるでしょう。

地図を見ても分かるように国土が大変広く、その面積は世界の陸地の7%にあたり、なんと日本の約26倍！その広大さに比例して人口も世界最多で、現在では13億人を超えました。地球の総人口が60億人ぐらいなので、約5人に1人が中国人ということになります。中国が世界で重要なポジションにあるのも当然のような気がしますね。

気候は地域によって大きく異なります。多くの地域は比較的温暖で過ごしやすいですが、北部は非常に寒さが厳しく、また南部は高温多湿の熱帯気候と環境の差が激しいです。